窪田さん法廷へ!

支援者集う
9月24,25日の報告

聖心ウルスラ学園高等学校(宮崎県延岡市)の元教諭、窪田巧さんは視覚障害者であることを理由に本年7月26日付で学園より解雇され、以後この不当な回顧を撤回することを求めています.


9月24日宮崎市と延岡市で窪田さん支援の体制作りのための会合がもたれました. それぞれ、10名あまりの小規模な会でしたが、かつて窪田さんの教えを受けた卒業生が大半でした.
 その席上、「働く障害者の弁護団」代表の東京の清水建夫弁護士がこのたびの闘いが障害者全体にとってきわめて重要な闘いであるとその意義を強調されました.
 わが「全国視覚障害教師の会」も窪田さん支援の決意を持って関わっており、「全国で視覚障害者が工夫と努力、周囲の理解と協力で勤務を続けている」と訴えました.

9月25日、窪田さんは清水弁護士、熊本の東弁護士らに付き添われて宮崎地方裁判所に身分保全のための仮処分申請書を提出しました.  この場面はNHK、MRK他、地元のテレビに正午のニュースで放映されました.
 また提出後の記者会見では記者団の熱心な質問が1時間以上続き、各紙の夕刊や朝刊に取り上げられました.



清水弁護士の話の要旨(24日の支援者の会で)

この闘いは正義の闘いである.
このような解雇がまかり通るとすると、障害者になったら解雇されても仕方がない、というとんでもないことになる.
解雇理由の中で理事者が「窪田さんはリハビリしても治らないから」と述べて窪田さんが勤務を続けるために要望したリハビリを認めなかったことは障害者の職業リハビリテーションに対する認識不足である.
突然の解雇で、窪田さんが受けることを法的に認められている権利(2年以下の休職を取って働きつづけるのに必要な技能習得などのためのリハビリをすることなど)を一方的に拒否する乱暴なやり方である.
この乱暴なひどい仕打ちは学園の建学の精神に反するのではないか.この闘いは学園を本来の優しい精神で教育を行う学校にするための闘いでもある.
窪田さんは昨年12月の退職勧告以来、障害者を差別し、侮蔑する嫌がらせを数多く受けてきたが、その詳細なメモを作っており、それも含めて多くの資料が用意できている.必ず勝つと確信している.


卒業生からの発言

窪田先生の授業はわかりやすかった.私だけではなくてみんなそういっていた.
数学は苦手だったけれど、先生はよく補修をしたり、いつも「分かってるか?」と声をかけてくださって、数学の時間は楽しかった.
窪田先生のお陰でクラスがよくまとまって、すばらしかった.
クラブ活動でお世話になった.合間を見ては数学を教えてくださった.
病気で続いて休んだとき、電話してきてくださって嬉しかった.
目が悪くなっていたので、ノートを見る代わりに黒板を3つに分け、3人の生徒に答えを書かせてお互いに間違いを直させた.みんなで勉強したので楽しく、よく分かった.


その他に寄せられた言葉

支援者の会合出席者の原田氏は「障害を持つ教員の授業の協力者を依頼して月額15万円の報酬を国が負担する制度がある.これを活用してはどうか.」と提案されました.
記者会見に同席した財団法人宮崎県視覚障害者福祉協会会長馬場弘氏からは宮崎県の視覚障害者の就労状況などの状況説明と改善の方向について発言されました.
窪田さん、清水弁護士らが連合宮崎事務所を訪問、岩切氏、熱田氏に挨拶した時、熱田氏からは「連合としては障害者問題についても取り上げている.」と強調されました.

以上、9月24,25日の報告です.(文責 広瀬逸子)

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